小学生の塾通いっていつから始めた方がいいのかなぁと考えてみると、そもそも小学生の子供に塾って必要なのかな?という疑問が湧いてきます。
塾に行くのが当たり前と考えているといつから、子供を塾に行かせようか迷うことになります。
しかし、そのことを見直してみるとそもそも塾って行く必要があるのかということが疑問になりますよね。
考えてもみんな行ってるし…、うちの子だけいってなくても大丈夫なのかな?
行かせないと不安になるし、まだ小さいうちから行かせるとお金がもったいないような…
どっちにしても後悔してしまいそうで、悩ましいところです。
実際、小学生にとって塾って必要なのでしょうか。
今回の記事では、小学生は塾に行ったほうがいいのか、行かないほうがいいのか、それとも行かなくてもいいのかということについて書いてみたいと思います。
小学生に塾は必要?
小学生にとって、塾って必要なのでしょうか、それとも必要でないのしょうか。
結論としては必要であるはずがありません。
何か義務というものでもありませんし、塾に行かないと単位がもらえない、何かの受験資格がもらえないということはありません。
そういった意味では特に必要というものではないというのが答えだと思います。
しかし、これを学校の授業が分かるように、先々で困らないようにと考えると少し事情が変わってきます。
学校の授業だけで、先々で困ることはないのかということが親御さんの関心ではないでしょうか。
学校の授業だけで十分というのも難しいですよね。
どこまでできていれば十分なのかなんて分かんないから、今の学校の内容をきちんと理解していれば大丈夫!と思われると思うのですが、ここにちょっとした落とし穴がある気がします。
理解しているのかってどこで判断する?
学校の内容の理解ができていれば大丈夫なはずです。
ここに関しては、同意してもらえるのかなぁと思います。
しかし、難しいのがこの理解をどうやってはかるのかということです。
そりゃ、テスト見れば分かるじゃん!って思われると思うのですが、ここが難しい。
小学校のテストをよく見てみると…とっても簡単なのです。
基礎的な問題だから簡単なのは当然なのですが、点数がいいから理解できているのかという疑問です。
意外と多いのがお子さんが器用だから点数が取れるというパターン。
単元から、どうやって解けばいいのか考える子、数字の性質から考えてしまう[1] … Continue reading子というのは、中学になってボロが出ることが多いです。
だって、算数が分かって点数が取れている訳ではないからですね。
・小学校の算数が中学校では数学になるけど難しくなるの?
当然数字が増えたり解き方が特定しにくくなれば解けなくなってしまいます。
何算?ということを考えるだけで解けるような問題ではありませんからね。
きちんと理解しているか確認してあげることが大切
子供の勉強に対する理解度はどうしても学校のテストの点数で評価してしまいがち。
テストが何点であっても、1番気にしたいのはお子さんの算数への理解です。
100点であっても、全くというくらい分かっていないお子さんもいます。
逆に60点なんだけど、理解度が高いお子さんもいます。
ある程度の点数と理解度の相関関係はあると思いますが、あまり点数から見てもよくわからないというのが本音です。
個人的には、学校のテストの点数なんて何点でもいいです。[2]そうは言っても0点とか10点だとさすがにヤバいかなと思いますが…
理解度と必ずしも一致するものではないと思います。
・小学校のテストで点数が出せないと中学校の成績も悪くなるの?
お子さんが小学生であれば中学、高校と進学したときにきちんと困らないかというのが最も大事だと思います。
それでは、その理解はどうはかればいいのでしょうか。
ペーパーテストでははかりにくい理解度
学校のテストで理解度がはかれないのはなぜでしょうか。
簡単すぎるから?基礎的だから?
なぜだと思われますか?
簡単すぎるからでも、基礎的だからでもないと思います。
最も大きな理由は情報の少なさにあります。
応用問題扱いされる文章問題中に数字はいくつあるでしょうか。
必要な数字だけがあることがほとんどです。
また、段階を経て答えに行きつくという問題も皆無です。
と、いうことは、適当にしたものがかなりの確率で正解になってしまうということになります。
テストの問題に不要な数字を1つ、こっそり忍ばせるだけで大混乱!というお子さんは多いです。
小学校のテストでは必要な情報と不要な情報の取捨選択という過程がないため、適当にしても答えがあってしまいます。
答えが合ってしまうのでは、もう判断基準がないじゃないかと思ってしまいますよね。
点数だけ見て判断できないとなれば、どう判断すればいいのでしょうか。
じゃ、どうやって理解度をはかればいいのか
ツールが学校のテストのみだとすると、お子さんに立式の過程を説明してもらうというのがいいと思います。
お子さんがどういう思考回路でその式に至ったのか、なぜ足そうと思ったのか、掛けようと思ったのかということです。
私が聞くときは結構突っ込みを入れています。
割り算の式が正解だったときは、割ると答えが出てくる理由を聞いてみたり、図で説明してもらったり。
子供からすると、楽ではありませんが、理解しているか、していないかはよく見えます。
算数なんて分からない、そんなにきちんと判断できない時は…
算数も高学年になってくるとなかなか難しくなりますよね。
そんな説明聞いたところで分からない、判断できないという場合や、そんな時間がないという場合に塾を考えてみてはいかがでしょうか。
もちろん、きちんとそこまでみてくれる塾を見つけないといけませんが、きちんとお子さんをみてくれる塾を見つけられればあとあとも困ることも少なくなると思いますよ。
・勉強が苦手な小学生の塾の選び方と個別指導のプランや授業回数の決め方
・勉強が得意な小学生の塾の選び方のポイントと高校受験で有利になる学習
まとめ
今回の記事は、小学生にとって塾は必要なのかということについて書いてみました。
必要なのか不要なのかと言えば、不要と言えるでしょう。
学校の理解がきちんとできていればいいのですが、意外とその学校の基礎的な内容でも理解できていない子がたくさんです。
内容も算数なんて簡単だと思われがちですが、実は結構難しいです。
中学校では算数レベルなんて揶揄されることもありますが、そんな簡単なものではありません。
ただ、テストの点数で判断するとお子さんがきちんと算数を理解できているようにみえるんですよね。
そのため、実は理解で来ていないことに気づくのが中学になってから…ということが多くなります。
これはテストの点数で判断しきれないところもあるので、小学校のテストでは点がでてしまったことが原因だと思います。
小学生のうちにきちんと理解しているのか把握しておきたいところですね。
きちんと理解しているか把握できれば、対処もできますからね。
理解の把握が難しいときに塾を使えばいいのではないでしょうか。
そのときはきちんとそこまで見てくれる塾を探す必要はありますが…
・小学生の子供を塾に行かせるタイミングはいつからがおすすめ?