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小学校のテストで点数が出せないと中学校の成績も悪くなるって本当?

小学校のテストの内容は基本的な問題だけで構成されています。

きちんとすれば100点が取れるテストではあるものの、我が子の点数が出ていないと、中学生になって授業についていけるのかなぁと心配される親御さんもいらっしゃるのではないでしょうか。

確かに、小学校、中学校、高校と見たときに満点が取りやすいのは圧倒的に小学校のテスト。

1番の基本で満点が取れないと中学校では落ちこぼれやすいのでしょうか。

今回は小学校のテストで満点が取れていないと落ちこぼれやすいのかということについて書いてみたいと思います。

小学校のテストで100点が取れないと中学校では落ちこぼれるのか

小学校のテストでは満点が取れる子が多くいます。
小学校のテストだとものの3分でテストを終わらせて満点という余裕の子もいれば、普通に問題が解けないというお子さんもいます。
基本的に中学校に上がるときには受験がないため、小学生のテストはそんなに重要性というのを帯びていません。
しかし、小学校で習う内容が中学校で学ぶ基礎になるのは異論のないことだと思います。

小学校の段階で満点が取れない、思ったように点数が取れないと落ちこぼれやすくなってしまうのでしょうか。

ある程度の関係はあるけど…

小学校のテストの点数と中学やその後の成績はある程度関係があるのは明らかだとは思います。
基本的な内容が分からないと小学校でもテストの点数は取りにくいです。
しかし、内容が分かっているから点数が取れるとは言い切れないのでないかと思います。

今時の子って昔と比較しても色々な情報を持っていますよね。
インターネットの影響もあり、昔の小学生であれば知り得なかったことを知っています。
私が小学生のころを考えると、学校は自分にとってすごく大きな存在であったし、先生という存在の扱いも今とは違っていたと思います。
昔の小学生と比べると、小学生の世界が大人の世界に近くなっている気がします。
「小学校のテストでいい点とってもね…」みたいなことを言う小学生に出会ったこともあります。

大人でも無駄と思えることはしませんよね。
仕事で考えても、「頑張って結果をだしてもいいことがない」と分かることって頑張れないと思います。
でも、あることをすれば給料が倍になるということが分かっていればとても頑張りますよね。

これって子供たちの世界でも言えることなんだと思います。
頑張っても意味がないから適当にやっているという子もいます。

また、他にも不思議な感覚を持っているお子さんがいることも事実です。

点数にあるモノがない子

一般的に学校のテストでは点数を取りたいと思っている子が多いのですが、ごく稀に、点数に興味がないという子もいる気がします。
高得点を取るためにどうこうしようという気なんてないし、返ってきたテストの点を気にすることもありません。
と、言うことはそんなにテストを真剣に受けていない気がするんですね。
もちろんきちんと答案は書いてはいますが、きちんと問題を読んでいなかったり、適当にしているところがあったり…
やはり、こういった子の成績は小学校の時は奮いません。

しかし、そういった子の中には、中学生になって急に芽を出し始める子もいます。
小学校のテストの点数が悪かったのに、中学生になると成績が伸びちゃうこともあるんですね。
点数が出るようになる。と、いうよりは今まで理解していなくても点数が出ていた子たちがだんだん出来なくなっていく、という感じです。

おそらく、こんな風に急に出来るようになる子は小学校の内容をきちんと理解しているのではないかと思います。
ただ、本人に点数を取る気がそんなにないので、点数がでない。
そんな例から考えると「点数がでてない」=「勉強ができない」と簡単には言い切れないと思うのです。

小学校のテストでも問題が解けないときはどうなるの?

理解が伴っていれば中学でも対応ができると思いますが、問題となるのは理解がなく問題が解けない、理解はしていないけれど点数は取れているという場合です。
これらの場合は中学校の学習でピンチになることが多いです。
一生懸命頑張っても成績が出ないどころか点数が下がってしまうということもあります。

そのまま中学校生活をなんとなく過ごして中学3年生になってしまうと、どこから手をつけたらいいのかさえ分からなくなってしまいます。
小学校の内容から勉強した方がいいのか中学校の内容からでいいのか。
高校受験を考えた場合には中学3年生の内容を捨ててしまった方がいいのか、なんていう消極的な受験になりがちです。

マイナスのことを考えると色々出てきてしまいますが、この記事を読んでいると言うことはお子さんはまだ小学生だと思います。
小学生のうちに小学校の内容をしっかり理解することが中学での学習をスムーズに進める前提となります。
基礎的な内容で十分なので小学校のうちに復習してしまって、中学に小学校の「分からない」を持ち越さないことが大事です。
「分からない」の見つけ方は別の記事で紹介しています。

まとめ

今回の記事では小学校で100点が取れないと中学では落ちこぼれるのかについて書いてみました。

点数が全くいらないとは言えませんが、点数よりも大事なのは勉強に対する理解ではないでしょうか。

小学校で勉強が理解できていないお子さんは中学で落ちこぼれやすく、小学校で勉強内容が理解できているお子さんは中学で成績が出やすいです。
小学校の内容は、テストの点数をみれば理解度が分かるというものではありません。
お子さんがしっかり勉強の内容を理解できるように勉強してもらうことで、小学校の時は成績が良かったのに…ということにならず、後々の勉強でも結果が出せるようになります。

やはり1番大事なのは勉強内容をしっかり理解することですね!

小学校の成績を出すという意味では、100点が取れる、高得点が取れるということは大事なことです。
通知表はテストの点数と授業態度、宿題など総合的に判断されるものとはいえ、テストの点数の比重が高いのはイメージできるのではないでしょうか。