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勉強が得意な小学生の塾の選び方のポイントは?高校受験で有利になる学習って?

塾に行くという理由には色々なものがあります。

勉強が苦手になってしまったからというものから、もっと勉強がしたいなど本当に様々です。

もっと先の勉強がしたい、難しい勉強がしたいというお子さんが塾に行くときにはどんな塾に行くのがよいのでしょうか。

今回は、勉強が得意な子供のための塾の選び方について書いてみたいと思います。

勉強が得意な小学生におすすめの塾の指導形態って?

勉強がしたいんだけど、学校のじゃ物足りないという場合はどんな塾に行ったらよいのでしょうか。
勉強ができる子の場合は、どうしたいのかで随分と選ぶ塾が変わってきます。
例えば学年を超えてどんどん先の内容をしたいのか、それとも学校よりも少し先がしたいのか、それとも中学受験がしたいのか、大きく考えても3つあります。

なかでも中学受験がしたいというときは、中学受験を扱ったコースということで探しやすいと思います。
しかし、他の2つのような名前のコースは見たことがありません。

小学校の内容よりも先がしたい!難しい問題がしたい!

学校よりも少し先がしたいという場合は選びやすいです。
大抵の場合、集団指導[1]学校の授業のように先生が前に立って教えるような形式の授業です。の塾を選ぶと学校よりも少し先をする形になると思います。
扱う内容も学校より少し難しいくらいの塾が多いのではないでしょうか。

この難しい程度というのが、塾によって随分と違ってきます。
とても難しい問題を扱う塾もありますし、少しだけ難しい内容を扱う塾もあります。。

以前に他塾との掛け持ちのお子さんを見ていたことがあるのですが、別の塾の授業が全く分からないからそちらの問題を解説してほしいという要望でした。
この塾の問題は難しかったですね。
大人でも読めないんじゃないかな?って思う漢字や読解問題が出てきたり、全く解けない算数の問題だったり…(そんなできない子じゃないんですけどね。)
そんなえらい難しい問題を扱っているのに、ほとんど授業で解説してもらえないそうで、こちらが解説するという不思議な状況に…

こんな感じの塾だと親御さんのサポートなしでお子さんがきちんと勉強ができるというようになるのは難しいです。
この場合は塾のサポートを別の塾がするという形になっています。
2つの塾を掛け持ちにしなければ、親御さんが教えるという感じになりがちです。

入塾前に塾の方針をチェックしよう

こんなことにならないように、入塾時にしっかり扱うレベルがどれくらいなのかなどは確認したほうがいいと思います。
あんまり難しいと、塾の勉強や親御さんが教えることになることもあります。
そうなってしまっては、塾に行かせる意味がないので、きちんと求めるレベルのことをするのかの確認は大事ですよ。

どんどん先の内容がしたい!

学校の授業は聞けばわかってしまうから、もっと先がしたいというお子さんもいます。
こんな時はどうしたらいいのか迷います。
というのも、大きく2つのやり方があるからです。
「小学校の内容をもっと深める」というやり方と「小学校の内容が終われば、中学校の内容をする」というやり方です。

小学校の内容をもっと深めたい!

小学校の内容をもっと深くしたいという場合は、中学受験のクラスに入ることがおすすめです。
中学受験の内容は本当に難しいです。
小学校では習わないレベルの問題のかたまりと考えるとちょうどいいかもしれません。
だけど、みんなが受験モードに入っていく中、受験をせずに通い続けるのは大変かもしれません。

小学校の算数が終わったら数学がしたい!

小学校の算数が終わったら数学がしたいという場合は、個別指導の塾を選ぶのがいいと思います。
個別指導の塾は、生徒個人個人でやることが違います。
それぞれのペースで、それぞれの進度で進めていくという形になります。

入塾時に、どんどん先がしたいということを伝えておくと、その要望に合わせていってくれると思います。
集団授業では、どんどん先にということはできませんが、個別指導ではどんどん先にすすむということができます。

簡単に2つに分けてみましたが、お子さんがもっと勉強したいと言っても、どういう風にしたいのかはよく分からないことが多いと思います。
高校受験を見据えた場合どちらのほうが有利となるのでしょうか。

「小学校の内容を深める」のと「中学の内容の先取り」高校受験ではどちらが有利?

どちらが有利というのは、難しいところではあります。
敢えて言うなら、「小学校の内容を深める」方が有利だと思います。

これはなぜかと言うと、中学校で難しいとされる問題の中には算数が関わった問題がかなりあります。
割合や速さなどは中学校ではできることが前提となります。
そいういった数学の土台となる分野の理解や知識が足りなければ、数学がいくらできるようになっても解けないなんてことになってしまうこともあります。
特に苦手な子が多いのは割合や速さの単元になりますが、算数の理解が浅いまま進んでいくと、どこかでボロが出るのは間違いないと思います。

小学校の内容を深めていくなかで、理解が浅い部分があぶりだされます。
理解が浅いと分かった所を克服しておくと、とても楽に数学に入ることができるんですね。
もちろん、算数の理解が深いお子さんであれば数学に進んでもいいのではないでしょうか。

まとめ

今回は勉強が得意なお子さんが塾に行くときの塾の選び方についてでした。
学校で習う基本的なことが、分かっている状態であれば、先に進んでしまうか、小学校の内容を深めるかしかありません。
中学受験をしないのであれば、先をしたほうがいい気がしますが、受験を考えていなくても中学受験の内容をするのはおすすめです。
特に中学受験の算数は学校のものとは別世界のような難しさになりますが、難しい問題を通して割合や速さなどの理解を深めることができます。

お子さんがしたい勉強というのが、小学校の内容を深めたいのか、それとも先に進めていきたいのかで、判断するといいと思います。

References

References
1 学校の授業のように先生が前に立って教えるような形式の授業です。