小学1年生で足し算が登場してから、お子さんは数字に慣れたでしょうか。
数式をどうこうというよりも、数字に慣れたり親しめたりすることが難しいですよね。
少しずつ慣れていけるといいのですが、足し算でも繰り上がりがあると急に難しくなります。
今回は繰り上がりのある2桁の足し算の筆算について書いてみたいと思います。
繰り上がりありのある足し算の筆算の書き方は?
繰り上がりのない足し算がうまくいかない場合はこちらを先に見てくださいね。
1つ1つスモールステップで課題をクリアしていくことが大切です。
焦らず1歩1歩進められるといいですね。
・小2繰り上がりのない足し算の筆算の教え方
繰り上がりのない足し算の筆算が出来るようになったら次は繰り上がりのある足し算の筆算になります。
それでは早速例題をみていきましょう。
\begin{array}{rr}
& 18\\
+&23\\
\hline
&
\end{array}
まずはノートなどに筆算を書かせましょう。
この時に、きちんと位が揃っていることを確認したほうがいいですね。
お子さんによっては、そんなことして何になるのかなぁ?と思っている子もいるので、書き方がダメなときは指摘してあげる方がいいですね。
あ、もちろん優しく言ってあげてくださいね。
足し算の筆算をするときは必ず下の位から足し算をします。
一の位から計算していきましょう。
\(8+3\)を最初にする事になりますが、ここが1番のポイントですね。
\(8+3\)の計算は9を超えてしまうので、2桁の数になってしまいます。
ポイントは10を作れるのかと言うこと。
基本的には小さい数字を2つに分けて、その一方と大きな数を足して10を作るというのが易しくなると思います。
例えば、\(8+23\)の計算だと3を1と2に分けます。
8は2と合わせると10になるので、8と2を合わせて10。
これで1繰り上がることが分かりました。
繰り上がった数1を下のように書きましょう。
3を1と2に分けて計算をしましたが、残った方の1はそのまま下に書きます。
ここまで出来たら次は十の位の計算をします。
\(1+1+2\)を計算して4をその真下に書きます。
答えは41ということが分かりました。
繰り上がりを書く位置は?
先程の例題では繰り上がりを十の位の1番上に書きました。
こんな感じで書いてもOKです。
どこに書くのが正解ということもないのでどちらでも良いと思います。
小学校で習っていればそれに合わせて教えてあげると良いのではないでしょうか。
後者の書き方をするときは、答えを見やすく書くように心がけさせた方が良いかもしれません。
あまりに大きく繰り上がりを書くと答えが自分でも分からなくなってしまうことがあります。
注意することはそれくらいではないでしょうか。
もう1題、例題を見ていきましょう。
\begin{array}{rr}
& 72\\
+&19\\
\hline
&
\end{array}
まずは、早速ノートに筆算を書かせます。
筆算が書けたら計算をしていきます。
一の位から見ていきましょう。
\(2+9\)の2を1と1に分けて考えます。
\(1+9=10\)となるので、十の位に1繰り上がることが分かります。
次に十の位の計算をしましょう。
十の位の計算は\(1+7+1\)で9となります。
答えは91です。
練習問題
つぎの計算を筆算でしましょう。
1、\(13+49\)
2、\(81+19\)
3、\(57+24\)
4、\(48+33\)
5、\(27+36\)
6、\(68+27\)
7、\(39+42\)
8、\(17+53\)
9、\(69+18\)
10、\(16+38\)
解答
1、62
2、90
3、81
4、81
5、63
6、95
7、81
8、70
9、87
10、54
まとめ
今回の記事では繰り上がりのある足し算の筆算を扱いました。
簡単に計算できてしまう大人の立場から見るととても易しい問題ばかりだと思います。
しかし、初めての繰り上がりになるので、概念がさっぱり分からないという子もいます。
本当に何を言っても理解してもらえないこともあります。
お子さんがそうであっても、「なんでこんなことが分からないの?」という態度がでないようにしましょう。
口にせず、思っているだけでもあまりよくありません。
意外と言葉の端々や親御さんの態度、話し方でお子さんが、「こんなのもできない」と思っていることを察知してしまうこともあります。
子供はどんな風に見えているのかなぁと、お子さんの世界を一緒に見ようとしてみても良いかもしれませんね。
また場合によっては、教えたその日のうちに解決することをやめて、別の日に教えても良いと思います。
お子さんの算数はまだまだ序盤です。
こんなところで嫌になられても困りますからね。
1つ1つしっかり理解しながら、ゆっくりでも1歩ずつ進むことができれば良いのではないでしょうか。
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