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小学2年生の繰り上がりなしの足し算の筆算の教え方のポイント

小学校1年生での計算問題だと、式があるモノをそのまま計算する問題が出ます。
しかし、小学2年生になると小学1年生の時には単純だった数字が少しずつややこしくなってきます。
計算問題でもそのままするのは難しくなってきます。
その計算問題を少し楽にしてくれるのが筆算です。

今回の記事では繰り上がりのない足し算の筆算について書いてみたいと思います。

繰り上がりのない足し算の筆算

繰り上がりがない2桁と2桁の筆算や、1桁と2桁の筆算について考えてみます。
1桁と1桁の筆算が基本的にないのは、筆算で書くメリットがないからです。
$$3+2=5$$としても、\begin{array}{rr}
& 3\\
+&2\\
\hline
&5
\end{array}としても計算のしやすさは変わりませんよね。
というわけで、2桁同士か2桁と1桁の足し算だけを筆算にして扱うんですね。
器用な子だと筆算しなくても計算できてしまうと思いますが、ここでは繰り上がりの足し算の筆算の書き方や解き方についてマスターしてもらいましょう。

それでは、例題を解いてみましょう。

例題
次の計算をしましょう。\begin{array}{rr}
& 12\\
+&23\\
\hline
&
\end{array}

まずは計算する順序をしっかり把握してもらいましょう。
計算する順番は必ず1番下の位、今回の問題では一の位から計算をする癖を身に付けてもらうことが大事です。
繰り上がりのない足し算の筆算が、最初に出てくる筆算になります。
繰り上がりがないときは、十の位から計算しても答えを間違うことはありません。
そのため計算しているところを見ていないと、十の位から計算する癖が身についてしまうお子さんがいるので、癖づくまでは目の前で計算してもらう方がいいのかもしれません。
問題を解いたものを見てもどこから計算したのかが分かりませんからね。
十の位から計算する癖がついてしまった状態で、繰り上がりが入ってくると間違えたり、計算がしにくくなってしまったりすることになります。
そうなってしまうと、十の位から計算する癖を矯正して、一の位から計算するようにしないといけません。
あとで癖を直すことになるとお子さんにとっても負担でしかないので、繰り上がりのない筆算の段階からきちんと一の位からきちんと計算する癖を身に付けさせてあげたいですね。

それでは計算していきましょう。
まずは一の位から計算していきます。

次に十の位を計算します。

何度も言いますが一の位から計算するのがポイントです。
答え自体は十の位から計算しても出ますが、後々を考えて一の位から計算する癖を身に付けてもらいましょう。

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例題
\(24+52\)を筆算で計算しましょう。

早速、筆算を書いてみましょう。
こんな感じになります。
必ず桁を合わせて書くようにしましょう。

こんな感じになってしまうときは、きちんと書き直して計算する方がおススメです。

きちんと筆算が書けたら計算しましょう。
もちろん、一の位からですよ。

はじめのうちは解く過程をきちんと見てあげたほうがいいですよ。
たまに、上の位から計算する癖が抜けず面倒なことになる子がいます。
はじめのうちにきちんとした癖を身に付けてもらいましょう。

練習問題

つぎの計算を筆算でしましょう。
1、\(18+11\)
2、\(42+36\)
3、\(81+8\)
4、\(73+21\)
5、\(13+2\)
6、\(41+52\)
7、\(64+13\)
8、\(41+26\)
9、\(12+7\)
10、\(27+32\)

解答

1、29
2、78
3、89
4、94
5、15
6、93
7、77
8、67
9、19
10、59

まとめ

今回の記事では、繰り上がりのない足し算の筆算を扱いました。
まずは筆算の書き方からきちんとできるようにしましょう。
筆算の式を書くときはきちんと位を合わせることが大事になります。

きちんと筆算の式が書けたら、次は計算です。
計算は必ず下の位、一の位からするようにさせましょう。
十の位からでも答えは求めることができます。
しかし後々困ることになるので、初めての筆算の段階できちんと正しい癖を身に付けさせておきましょう。
小学2年生の足し算の筆算の繰り上がりの書き方やその解き方は?