記事内に広告を含みます

小学2年生の足し算の文章問題が解けないときはどうしたらいいの?教え方のコツは?

足し算の筆算がマスターできると次は文章問題です。

やはり文章問題となると難しくなりますよね。

文章を理解するという過程や式を立てるという過程が増えるので、文章問題を苦手だと感じる子供が増えてしまいます。

まずはしっかりと文章を理解することが大切です。

今回は小学2年生の足し算の文章題について書いてみたいと思います。

小2の足し算の文章問題を解いてみよう!

それでは早速例題をみていきましょう。

例題
白いねこが12ひき、くろいねこが17ひきいます。ねこはぜんぶで何ひきいるでしょう。

 

白い猫と黒い猫の数を合わせればいいですよね。
分かりにくいときはお絵かきを一緒にしてあげると良いかもしれません。

まずは白い猫を描いてみましょう。
12匹なので描くのが大変です。

12匹描いてみました。
次に黒い猫を17匹描いてみましょう。

なんだかちょっと怖い感じになってしまいました。

数えやすくするために、並び替えてみます。

 

絵を描くときは、5ずつなどのかたまりになるように描くと数えやすくなります。
数えてみると、猫は29匹となります。
答えは29匹となります。

式を立てると、$$12+17=29$$といった感じですね。
あとは単位を付けて29ひきが答えとなります。

式を立てることが苦手なときは絵を描いて数えるといいですよ。
少しずつ慣れてくれます。

もう1題例題を解いてみましょう。

例題
1つ15円のあめと1つ27円チョコレートを1つずつ買うといくらになるでしょう。

今度はあめとチョコレートですね。
今回の問題では個数を扱う問題ではなく、値段を扱う問題です。
分かりにくいときは先程の例題と同じように絵を描いてみましょう。
お金をイメージして描いてみました。
これだと数えられないのですが、合わせていくら的な質問をすると分かるのではないでしょうか。
どうしても数えさせるなら全て1円玉で描くしかないと思います。

ただ、たいていの子の場合、お金に対する反応はいいです。
例えをお金にしただけで解けるようになることも…
やはりよく使っているものだとイメージがしやすいのかもしれませんね。

式を立てて解くと、$$15+27=42$$答えは42円となります。

暗算でできないときは筆算を書いて計算しよう。

\(15+27=42\)とさらっと書きましたが、計算に慣れていない子だと、筆算を書いて解かせてあげましょう。
ちょっとした計算ですが、数字に慣れるまでは暗算で解くというのは難しいです。
ゆっくりでもいいので、少しずつ慣れさせてあげるといいですよ。

絵図が描けるというのは引き算の文章問題でも強みになります。
簡単に解けるようになってしまうんですね。

小学2年生の引き算の文章問題が解けない時の考え方と教え方のコツやポイント

練習問題

1、先生が15人、せいとが78人います。
ぜんぶで何人いるでしょう。

2、花子さんはシールを28まいもっています。
お姉さんから19まいもらうとシールはぜんぶで何まいになるでしょう。

3、たろうくんは38円もっています。
たろうくんのお兄さんはたろうくんより27円多くお金をもっています。
たろうくんのお兄さんがもっているお金はいくらになりますか。

解答と解説

基本的には、よくイメージが出来ないときは絵を描けばOKです。
絵を描くことで、文章のイメージをはっきりさせるのが目的です。
絵を描くことが楽しくて無駄にたくさん描いてしまう子もいるかもしれませんが、楽しんで算数の勉強が出来ているということでいいと思いますよ。

式と答えだけ書いておきます。

1の解説

$$15+78=93$$答えは93人となります。

2の解説

$$28+19=47$$答えは47まいとなります。

3の解説

$$38+27=65$$答えは65円となります。

この問題だけは、他の文章問題と比べるとイメージが難しいかもしれません。
意外とこの問題のような比較の入る文章は、どちらの方が多いのかパッと答えられないことがあります。

もし、お子さんが文章の意味を理解できないときは、数字を省いて考えさせるといいですね。
今回の文章問題だと、こんな風に読みかえます。

3、たろうくんのお兄さんはたろうくんより多くお金をもっています。
たろうくんの持っているお金ととたろうくんのお兄さんがもっているお金はどちらの方が多いですか。

こんな感じで、どちらが多いのかということのみに焦点を当てると理解しやすくなります。
どちらが多いのかが分かれば後は数字を入れて考えてみましょう。

まとめ

今回の記事では、小学2年生の足し算の文章問題について書いてみました。
文章問題はどの学年の子にとっても難しく感じるところです。
分からないときは焦らず絵を見ながら解いたり、文章問題の情報を減らしたりしながら理解できるといいですね。