塾には色々な指導形態があります。
中でも個別指導塾が最近は増えてきていますが、先生が教えられる人数が集団指導塾に比べて少ないため授業料が高くなりがち。
・個別指導や集団指導や自立学習といった塾の指導形態の特徴と選び方
1教科増やすごとに、週1コマ増やすことになってしまうことも…
そうしていくと4教科の授業を受けるとなんと週4回、1教科1万円と考えると…
月の授業料がなんと40000円というところも出てくると思います。
さらに苦手科目があれば、もう少し授業を増やしましょうとなり…
もう、一体授業料をいくら払えばいいのか分からないというくらいに大変になってきます。
出費はできる限り抑えて、成果は最大にしたいと思うのが親心。
集団授業ではついていけないし、個別だと高いとお考えの方のために、個別指導塾を格安で使う方法をお教えしたいと思います。
今回は、個別指導塾のコスパのいい使い方について書いてみたいと思います。
小学生の個別指導塾の授業料って高い?
個別指導の授業料って高額になりがちですよね。
極端に苦手な科目があり1年前の内容からさかのぼり学習を始めたとすると、一体いつになれば追いつくのか。
さらには一体いくらお金を払えば、追いつくのでしょうか。
その間、学校の授業は進んでしまうし、なかなか追いつけないことがほとんどだと思います。
そういう状態であれば学校の授業でも、「なんだかよくわからないなぁ」となりがちです。
また、授業料が安めの個別指導をお願いするとすると見てもらえる時間が実質、少ないのはご存知でしょうか。
個別指導塾の授業時間が実質少ないというのはどういうこと?
個別指導とは、生徒がそれぞれの勉強する内容が違うことを意味します。
先生が1人に対して、見る生徒の数が2人だったり、3人だったりします。
先生1人が3人の生徒を見るときの60分の授業を考えてみます。
個別指導塾では先生が1人の生徒に教えている時は残りの2人の生徒は自分で問題演習をするということになります。
先生は同時に教えることができる生徒の数は1人です。
つまり、実際に先生に教えてもらえる時間は、生徒3人をみるとき授業時間の\(\frac{1}{3}\)の時間ということになります。
60分の授業だとすると、実質の授業時間はその\(\frac{1}{3}\)の20分しかないということになります。
週1回の授業だとすると、月の実質の教えてもらう授業時間は、たったの80分。
これで勉強ができるようになれば、本当に奇跡ですよね。
これでできるようになるのであれば、苦手な状態になっていることが奇跡としか言いようがありません。
基本的に1科目週1回の授業で成績なんてあがるはずがありませんよね。
個別指導塾をうまく使わないと、通うだけ、入塾しただけでは授業時間と授業料は増えますが、成績は上がらないということになってしまいます。
そもそも授業なんて気にしなければ、格安で成績アップ!
個別指導塾で授業を使って成績をあげようと思えば、苦手科目の授業数を増やしていくという考え方になります。
しかし問題点は、子供の努力の勝負ではなく、結局は親御さんの経済力の力の見せ所という訳が分からない状況になってしまいます。
そんな戦いはしたくありませんよね。
個別指導塾で週1回の授業を増やしたところで、実質、そんなに教えてもらえる授業時間は増えません。
そこで授業を増やすことなく成績を上げる方法をお教えします。
個別指導塾に入塾する前に確認したいこと
個別指導塾に入塾する前に最も確認したいことは、自習に行けるかどうかということです。
さらに、これに加えてもう1つ聞いておきましょう。
「自習の時に質問に答えてもらえますか?」と聞いてみてください。
もしOKであれば、入塾する有力候補となります。
さらに質問に答えてくれる方が常にいるのか、それとも手の空いた先生がいる時だけなのかなども聞いておくといいですよ。
週1回の授業で入塾し、毎日自習、質問に行くという形です。
そもそも授業時間を増やしたところでそんなに授業時間も増えません。
出来れば、増やしたいのは先生に教えてもらえる時間ですよね。
であれば、自習に行き勉強時間を増やして、質問をしてみましょう。
塾に行き質問するということは実質授業を受けているのと変わりません。
その日勉強したことの中に分からないことがなければ、塾に行き自習をするだけで帰ってくる日があってもいいのです。
授業時間に問題を解いている時間と同じですからね。
自習でも質問に答えてもらえるのなら実質授業を受けているということと変わりがありません。
大きな違いをあげると、先生の方から気にかけてもらえないということと、塾に行くことに強制力がないくらいでしょうか。
自習にお子さん自らが行き、自ら質問することができれば、無料で無限に受けている授業のようになります。
個別指導で週1回だけ授業を受けて、他は自習で塾に行き質問をするというのが最も費用対効果、コストパフォーマンスがいい個別指導塾の使い方ではないでしょうか。
・小学生でも塾の自習室は勉強に利用するメリットとは?
まとめ
今回の記事では、個別指導塾を格安で効果をあげる方法について書いてみました。
個別指導塾の制度ってどうしても矛盾を抱えやすい気がします。
自習などで質問に答えていくと、授業の価値ってどこにあるのかが分からなくなるように思います。
自習に行き質問するということと、授業を受けるということにどれほどの差があるのでしょうか。
特に価値に差はないと思います。
うまく個別指導塾を使うと、もしかするともっとも安く結果が出しやすい塾となるのかもしれませんね。
ただ、個別指導塾によっては自習中の質問に答えてはいけないというマニュアルになっているところもあります。
質問をすると、授業を取ってくださいと言われるところもあります。
この方法を実行するときは入塾時の確認をきちんとすることがポイントです。
入塾した後に、質問には答えません!と言われては実行できませんからね。
後は質問に答えてくれる先生が常駐しているのかも確認しておくといいですよ。
うまく利用して効率よく成績をあげていけるといいですね。