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小学生の塾を変えるタイミングはいつ?成績が上がらないのは塾のせい?

塾にお子さんを通わせることにも悩みがちですが、通わせ始めるとまた違う悩みが出てくることもあります。

よくあるのが成績が上がらないという悩み。

塾の先生に「学校の成績が上がらないんです」と言って改善すればいいのですが、そうならないこともあります。

また成績といっても小学生のうちって、どこをもって成績としていいのかも分かりません。

この辺りは難しいですね。

今回の記事では小学生のお子さんにの塾を変えるタイミングについて書いてみたいと思います。

塾を変えるタイミングはいつがいい?

塾に通い始めたのに成績が上がらない…という悩みを抱える親御さんは多いのではないでしょうか。
今まで塾に通っていなかったけれど、当然塾で勉強をするんだから「成績が上がるはずだ!」と考えるのも無理はありません。
しかし、これが意外と上がらないというお子さんが多いのです。

「いや、うちの塾は違う!」という塾もあるかもしれませんが、入るだけで成績がうなぎ登りだという塾はあまり聞きません。
私の周りにないだけかもしれませんが…
まずは塾に通っても成績が上がらない理由を考えてみましょう。

おこさんの勉強に対するやる気がない

小学生のお子さんが塾に通う時って、親御さんの意向が強いと思います。
まれに勉強がしたいから塾に行きたいというお子さんがいますが、やはり少数派でしょう。
中学受験を除けば、「もうそろそろ塾に通わせる時期」だとか、「学校の授業について行けていないから」という理由が多い気がします。

そんな場合、どうしても初めのうちに問題になるのは本人にやる気がない!ということです。
学校の授業のような一斉授業や集団授業では、特に一生懸命授業を聞いていなくても授業は進んでいきます。
もっと言い方を変えれば、座っていさえすれば授業は終わるのです。
つまり、勉強が嫌なお子さんの場合は座ることが仕事となり得るということです。

また場合によっては怒られるから聞いている、聞いているふりをしているというお子さんもいます。
この場合はまだ聞いている分、先程のお子さんよりもいいのですが、出来るようになろうと思って授業を聞いている訳ではないので結果の方は、…となってしまいます。

個別指導[1]大体生徒複数名に対して、先生が1名という形が多いです。生徒と先生が1対1の場合は個人指導と呼ばれることもあります。の場合は、やる気のないお子さんにでも勉強させるために、スパルタでバシバシやる訳ではありません。
どちらかというと、生徒に合わせて生徒のペースでという形が多いと思います。
そうなると、塾に行っていても勉強の仕方やペースは今まで通りなんですね。
進み方もやり方も…
そうなってしまっては成績なんて上がるはずがありませんよね。
個別指導塾の先生の授業が分からないと小学生の子供が言い出した時に親が考えたいこと

成績が上がらないのって塾のせいっぽいけど…

ここまで書いてきたことから考えると塾が「しっかりしろ」と言いたくなるところではあります。
しかし、難しいのが塾批判だけでは変わらないこの問題なんです。
実は意外と多いと思うのが、お子さんの責任という面です。
授業はいいのにお子さんが聞いていない、真剣にしないなどという場合です。
どうしてもお子さんに聞くと、自分の悪いことなんてい言いません。
そんなこと言えば、親御さんに怒られちゃいますからね。

成績が上がらないからという理由で塾を変えるときは、辞めることを決めて別の塾を探す前に塾の先生とお話をする事がオススメです。
そのときにさりげなくお子さんの様子を聞き出しましょう。
きちんとしてるのか、していないのか、尋ねるといいですね。
表面的なことに終始する場合はぶっちゃけてなぜ成績があがらないのか聞いてもいいのかもしれません。

場合によっては授業中はきちんと話は聞くけども、指示通りできないということもあります。
例を出せば、筆算の書き方を教えても自己流から変えられないという子もいます。
以前に見ていた子は、足し算の筆算のやり方を何度言っても一の位からしてくれず、上の位からするため間違いが最後までなおらず…なんてこともありました。

考え方を教えても答えにしか興味がない場合も大変ですね。
単元が変わった途端にできなくなってしまったり、次の単元に進んで前の単元に戻ったときにはもう解けなくなっていたり…
とりあえず今している所だけができていればいいやと考えいてるとこんなことになりやすいです。
このように考える方が楽なんですけどね…

塾を変えると考えられること

きちんと見てくれている塾であればお子さんのそんなところを把握してくれていることが多いです。
ただ、一朝一夕で変わるモノでもないのでそこをなんとかしようとしてくれていることもあります。[2]とりあえず教えればいいやって塾もあります。
次に行く塾がきちんと見てくれる塾とは限りません。
あんまり早期で塾にダメ出しをしていくと、小学生のうちから塾から塾へ移っていく旅人になってしまします。
そうなると最終的にご近所に行ける塾がない!なんて事態になることもあります。

塾がお子さんの面倒をみて、話もきちんと聞かせて成績をあげるべきだという考えの親御さんもいらっしゃいます。
しかし、現実問題として塾だけが頑張ればお子さんの成績が上がるならもっと成績が上がるお子さんが多いはずです。
頑張っている塾もたくさんあります。
もしかしたら、あなたが辞めようとしている塾がお子さんのために実はすごく頑張っているのかもしれません。
もしかしたら、全く頑張っていないのかもしれませんけどね。

もしそう考えている塾であったら辞めるのは本当に勿体ないのかもしれません。
次に行く塾がそんな風に考えてくれるのかは分かりませんからね。

もちろん、塾を変えてはダメですよという話ではありません。
ちょっと踏みとどまって考えてもいいのではないかと思うのです。

お子さんの成績が上がらない原因を探すとどうしてもお金を出している分塾のせいとなりがちです。
しかし、その塾にお子さんの成績をあげやすい環境というかサポートはしていいと思います。
結局の所、お子さんの成績が上がらない理由を突き詰めていくと、「みんなが悪い」となってしまう気がします。

親御さんから見たときは「親に問題があるのか」と考えることが大事かもしれません。
お子さんは、「自分の勉強に問題があるのか」なんて考えることが大事だと思います。
まだ小学生のお子さんにそこを期待するのは難しいかもしれませんが…

もちろん塾側は生徒の成績があがらない理由は塾にあるものとして考えるべきです。

お子さんの成績を本気で上げるとすると関わっている人全てが他者のせいにするのが1番成績が上がらないもとになる気がします。

塾を辞めることを決める前に、きちんと塾とお話ししたほうがいいと思いますよ。
特にきちんとお子さんを見てくれていると思える先生であればなおさらお話を聞きに行きましょう。
いいお話が聞けることが多いのではないでしょうか。

まとめ

今回の記事ではお子さんの塾を変えるタイミングについて書いてみました。
書いてみると難しいですね。
成績が上がらないということで、塾を変えることも塾を継続することも悪いことではありません。
本当にケースバイケース、場合によってとしか言いようがありません。

特に小学生の場合は、お子さんの成績を上げることに繋がるのがどの道なのか、しっかり吟味して決めてあげたいですね。

References

References
1 大体生徒複数名に対して、先生が1名という形が多いです。生徒と先生が1対1の場合は個人指導と呼ばれることもあります。
2 とりあえず教えればいいやって塾もあります。