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勉強しない、宿題しない子どもの学習意欲を高めるにはどうしたらいいの?

子どもが勉強しない・・・

宿題もしない・・・

と、悩んでおられる親御さんは多いのではないでしょうか。

塾をしていると、色々なお子さんに出会いますが、そんな意欲満々、これ以上勉強してはダメだと止めても勉強するという子はまれだと思います。

そうは言っても意外と勉強する小学生たち。

今回の記事では、子どもたちの学習意欲を高めるにはどうすればいいのかについて書いてみたいと思います。

子どもの学習意欲を高めるには?

ちまたにあふれる情報ではお子さんをやる気にさせる方法や、どんどん勉強するようになるにはみたいなことを書いた本がたくさんあります。
難しいのがその通りやってみてもお子さんってなかなか勉強するようにならないんですよね。
どうしても親子だとケンカになってしまったり、言い合いになってしまったり・・・

それが長期間に渡って続くと、親子の仲が悪くなってしまったり、お子さんが勉強しなくなってしまったり・・・
放っておく訳にもいかないし、かまうとケンカになってしまうということもあります。
さて、お子さんの学習意欲を高めるにはどうすればいいのでしょうか。
小学生の子どもに勉強を教えるとケンカになっちゃう時は…

お子さんと一緒にお勉強する

よく言われるのがこの方法。
実際効果的ではあるとは思うのですが、親御さんが一緒に勉強するというところで挫折してしまうということが多い気がします。
仕事だったり、家事だったり・・・
なかなか時間が取れないとどうしても中途半端になってしまうということはないでしょうか。

毎日1時間など時間が取れるようであればなかなか有効な方法です。
一緒に勉強する内容は何でもいいです。
お子さんと同じ内容でもいいですし、中学校や高校など親御さんがちょっと難しいかなと感じるところくらいでも良いと思います。
本気でやるのであれば、何かの資格試験に挑戦というのもいいかもしれませんね。
お子さんに親御さんも頑張っている姿を見せると効果は抜群だと思います。

そんな暇はない!という場合には、こんな方法はどうでしょうか。

親御さんが調べる姿をお子さんに見せる

意外といいんじゃないかなぁと思うのはこの方法です。
塾でわざと調べるという姿を見せるようにしているのですが、これにはいくつか目的があります。

まず1つめは、大人だって先生だって知らないものはあるということを知ってもらうためです。
小学生には大人や先生って何でも知っているすごい人的に思っている子がたくさんいます。
そんな大人だって知らないことがたくさんあるよーってことが分かれば自分が分からないことがあっても、知らないことがあっても悪いことだと思わないと思うのです。

2つめの目的は、分からないときは調べるものだということを見せつけるためです。
お母さん(お父さん)にも小学生の頃なんてあったの?なんてことをお子さんは言いませんか?(失礼でごめんなさい)

私はアラフォーのおじさんなので先生にも若い頃があったの?なんて尋ねてくる子もいます。
きっと想像がつかないのでしょう。
知り合ったときには私はおじさんですし、小学生から見ればはじめから色々な問題が解ける色々なことを知っている人なんですね。
私が小学生の時に、「うーん、分からない・・・」なんて自分が解いているような問題で言っていたなんて想像がつかないはずです。
また勉強している姿も想像できないでしょう。

同じようにお子さんがお母さんの小学生時代を想像することも難しいですし、その色々なことが分からなかった時を知る術もないんですね。
また、色々なことを知っていく課程をも知ることなんてできないんです。

私が調べるという課程を見せるのは、知らないことがあったら、調べることで学んでいくものだと言うメッセージを伝えやすいからです。(伝わってくれてると嬉しいな)
大人が分からないからと国語辞典を引く姿を見ることもないですよね。
その姿を敢えて見せると、「分からない言葉があれば国語辞典を使うんだよ」という強烈なメッセージになるのではないでしょうか。

分からない言葉があれば国語辞典を引きましょう、書けない漢字があったら漢和辞典を引きましょうと口頭で伝えることと比べるととても強いメッセージになると思います。
実際、そうやって見せ続けていくと、自然と分からない言葉があれば、お子さんが国語辞典で調べるという光景が見られるようになるかもしれませんね。

また意外なのが、分からないという姿を見せたからといって子どもたちって馬鹿にしないんです。
私も知らないことを隠そうとしませんし、知っていても知らないふりをして調べることもあります。
知らないことって悪いことではありませんよね。

これって、言葉ではそうは言っても、大人って知らないことを隠しがちです。
お子さんが質問しても、覚えなさいとか、そんな知識は必要ないと返す方もたくさんいます。
どうしても知らないことが悪いこと、恥ずかしいことのように何かしらマイナスのこととして思われてしまうのかなぁと思います。

で、あればお子さんも知らないことや分からないことがあっても隠しますよね。
なかったことにしちゃうんじゃないかなぁと思います。
一緒に勉強する時間を毎日とることは難しくても、お子さんの疑問などに答えることはできませんか?
例え分からないことでも一緒に調べたり、調べるところも見せちゃったりするということでもいいのではないでしょうか。
この方法であれば毎日一緒に勉強する時間を取る必要もないですし、現実的に実行しやすいと思います。

内容は学校の教科書に載っていない内容でもいいですし、載っている内容でも良いと思います。
お子さんの素朴な疑問をうまく引き出せるようになってくると、学校の成績にも大きく影響してきますよ。

まとめ

今回の記事では、子どもたちの学習意欲を高めるにはどうすればいいのかについて書いてみました。
子どもの学習意欲を高めるというととても難しいことのようですが、1番は親御さんが勉強する姿、物事と知ろうする姿をお子さんに見せることではないでしょうか。
子どもたちから見ると大人って勉強もしないし、宿題もしない存在です。
子どもたちって勉強しろとは言われるけれども、大人は勉強するように言うだけで、自分は勉強しないんですね。

でも、勉強は大事だと言われても子どもたちって分かりませんよね。
大人にとっては勉強なんて大事ではないように見えます。
さらに大人は一生勉強し続けるものだなんて言うのに、しないんですね。
そんな状況下で勉強するようにいってもなかなか勉強しないのは当然のことなのかもしれません。

まずは大人が率先して勉強する姿を見せるのが大切なのかもしれませんね。