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小学2年生の子にかさの単位変換を覚えてもらうにはどうしたら良いの?

小学2年生で習うかさの単位。

長さの単位はすんなり飲み込めても、意外とかさの単位で苦戦する場合もあるのではないでしょうか。

今回の記事では小学2年生で習うかさの単位換算について書いてみたいと思います。

小学2年生で習うかさの単位換算のポイントは?

長さの単位の、\(cm\)や\(mm\)はどの子もイメージがしやすいため、単位変換もスムーズにできることが多いのではないでしょうか。
やはり定規を使って線を引くと実際の長さのイメージがしやすいということも、子供たちがそんなに苦労なく単位換算できる理由の1つだと思います。

それと比べると、かさの単位変換は液体をはかる単位のためなんとなくイメージすることが難しいものです。
また、長さの単位と比べると、はかりにくい、はかる機会が少ないということもあり苦戦するお子さんもいます。

そんな小学生が苦手とするかさの単位をお子さんにマスターしてもらうにはどうすればいいのでしょうか。

かさの単位\(L\)と\(dL\)と\(mL\)の読み方を覚えてもらいましょう。

かさの単位\(L\)と\(dL\)と\(mL\)の読み方です。

\(L\) リットル
\(dL\) デシリットル
\(mL\) ミリリットル

読み方はそんなに難しくありませんよね。
読めないという方の方が少ないと思います。
しかし、こわいのは、大人目線でこのくらい読めるよね!できるよね!という感覚でやっちゃうことです。
まずはお子さんに声に出して読んでもらうといいと思います。

そのときのコツは先に説明しないこと。
説明してしまうと、その直前に聞いた短期記憶で読み方を答えてしまうので、きちんと覚えているのかの判断が難しくなるので、先に説明しないことがおすすめですよ。

かさの単位\(L\)と\(dL\)と\(mL\)のお互いの関係を覚えてもらいましょう。

次に、かさの単位\(L\)と\(dL\)と\(mL\)の関係を覚えてもらいましょう。
覚えることは、2つだけで十分です。

$$1dL=100mL$$$$1L=1000mL$$

これだけで十分です。
しかし意外とこれが覚えられない…
お子さんが覚えた!と思っていても、次の日に聞くと、なんの話?みたいになってしまうこともしばしばではないでしょうか。
そうは言っても忘れてしまうものは仕方がありません。
なんとか覚えてもらうしかありませんね。

かさの単位はなぜ難しい?

かさの単位は難しいと感じるお子さんが多いのですが、なぜ難しいと感じてしまうのでしょうか。
一方で長さの単位換算に関しては、苦手だと感じるお子さんが少ないのはなぜでしょうか。

長さの単位で覚えていることは、$$1m=100cm$$$$1cm=10mm$$ということくらいというお子さんが多いと思います。
かさの単位で覚えておくべきこととはちょっと違いますね。
これは、ノートなどに引く線の長さを考えたときに\(1cm\)が基準になることが原因です。
そのため\(1cm\)を中心に単位を覚えていくことになります。
もちろん、\(1m=1000mm\)でもOKです。[1]単位の性質がきちんと分かると、\(m\)(ミリ)の意味が\(\frac{1}{1000}\)ということから\(1m=1000mm\)の方がイメージがしやすいかもしれません。

ノートなどで慣れ親しんだ\(1cm\)という基準がある長さに対して、日常ではなじみが少なくなるかさの単位。
料理が好きなお子さんだと、かさをはかることはあるかもしれませんが、そうでもなければ、かさをはかるということは日常ではあまりないと思います。
実感があるかないかが、かさの単位を苦手と感じてしまう大きな原因なのかもしれません。

単位を覚えるには実感してもらうことが大切!

となれば、なんとかかさの単位を身近に感じてもらうしかありません。
お勉強用に何かはかるということは慣れ親しむという点からは少しずれてしまうため、本当の日常生活になじみのあることでするといいと思います。

\(1L=1000mL\)に関しては、牛乳パックのイメージが持てるといいと思います。
牛乳パックから\(1L\)の大きさもイメージできますし、\(1L=1000mL\)であることも覚えられて、一石二鳥です。
ただ、1回見たくらいでは覚えられないので、普段牛乳を購入しないご家庭では何度かお子さんと一緒に牛乳を買うといいと思います。
もちろんこの時には、お子さんに購入した牛乳の量が\(1L\)であること、購入した牛乳の量を\(1000mL\)ともいうということを認識してもらわないとだめですよ。
どうしても牛乳は…という場合は、\(1L\)のジュースなどでもいいと思います。
とにかく、\(1L\)の大きさと\(1L=1000mL\)ということが実感できるといいと思います。

\(1dL=100mL\)を覚えてもらいましょう。

次に\(1dL=100mL\)ということを覚えてもらいましょう。
覚えるだけならぶつぶつお子さんに言ってもらっていれば覚えますが、ここではあくまで、実感を持ってもらうことを大切にするといいと思います。
これはなぜかと言うと実際にイメージのある単位は覚えやすいためです。
どれくらいの大きさを表すのか、量を表すのかが実際にイメージできると単位を覚えやすくなります。

そんな時に使えるのが、ハウス食品のフルーチェ!
牛乳を混ぜるとおいしいデザートがシュッとできるあの定番のおやつです。
フルーチェは、フルーチェと牛乳\(200mL\)を混ぜるとおいしく作ることができます。
上手くこれを利用しましょう。

親御さんがすべきことはフルーチェを買っておくことくらいです。
勿論冷蔵庫うには牛乳の準備が必要ですよ。

テーブルに、\(2dL\)の牛乳を加えて混ぜてから食べてね!と置手紙をすればばっちり![2]もちろん一緒に作ってもOKですよ。
こんな機会が何度あれば、いつの間にか\(2dL\)がどれくらいの量か覚えてしまうと思います。
あ!?何を使ってはかるかが分からなくて困ってしまわないように軽量カップはそばに置いてあげておくといいかもしれませんね。
日によっては「\(200mL\)牛乳を加えて混ぜて…」と書いておくのも効果的かもしれません。
何度もおやつを作っているうちに\(2dL=200mL\)を覚えてしまうはずです。

やはり実体験をもとに覚えたことは忘れにくいと思います。
実際のところ、牛乳パックが\(1L\)で、分量の表記が\(1000mL\)であることを認識で来ている子は結構います。
日常から慣れ親しむことがかさの単位変換をマスターするコツなのかもしれませんね。

まとめ

今回の記事では小学2年生で習うかさの単位換算について書いてみました。

長さの単位に比べるとイメージがしにくいのか、なかなかできるようにならないお子さんもいるのではないでしょうか。
なかなかできないときこそ実感を持ってもらうのが出来るようになるコツです。
逆に考えると実感がないからできないというように見ることもできるのではないでしょうか。

今回は牛乳パックやフルーチェを使ってかさの単位の実感する方法を主に紹介しましたが、他にも色々なものがあると思います。
料理であったり、ペットボトルなどかさの単位を使ったものは身の回りにたくさんをあります。
ただ、\(dL\)だけは身の回りで見かけない単位なので、うまく親御さんの誘導がないと実感しにくいかもしれませんね。
\(500mL\)のペットボトルが\(5dL\)ということが分かれば、\(1L\)が\(10dL\)であることは容易に想像がつくと思います。
うまく身の回りにあるものでイメージをつけながらすすめていくと、楽しく実感しながら学習をすすめていくことができますよ。
体積とかさと容積って何が違うの?
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References

References
1 単位の性質がきちんと分かると、\(m\)(ミリ)の意味が\(\frac{1}{1000}\)ということから\(1m=1000mm\)の方がイメージがしやすいかもしれません。
2 もちろん一緒に作ってもOKですよ。