「もう少し勉強してくれないかな?」
「毎日少しずつでも勉強していけばできるようになると思うんだけど…」
と思われることはありませんか?
小学生が家で勉強する内容の中で、1番の代表は学校の宿題だと思います。
子供たちを見ていると、計算ドリルや漢字の練習という宿題が最も多い気がします。
学校で提出しないと怒られたり、注意されたりするのでほとんどのお子さんがきちんとしていることが多いです。
しかし、それ以上の勉強となると、何をしていいのか途端に分からなくなるのではないでしょうか。
今回の記事では小学生の宿題以外の家庭学習について書いてみたいと思います。
小学生に家庭学習って必要?しないのはだめなの?
そもそもの疑問は、小学生にとって家庭学習が必要なのかということ。
家庭学習をしないのはダメなことなのでしょうか。
まずは家庭学習の目的から考えてみましょう。
いくつか理由をあげてみますね。
1、学校の授業についていくため
2、学校の授業の復習・定着をはかるため
3、宿題のプラスアルファとして
もっと他の理由があるかもしれませんが、基本的にはこんなところでしょうか。
1番の心配は学校の授業についていけるのかということだと思います。
家庭学習の目的は、授業で分からないところがないように、習ったところをきちんと覚えておくようにというのが多いですよね。
その意味では、きちんと学校の授業についていけて、授業の内容をしっかり覚えるということができていればそんなに必要ないのかもしれません。
理屈としてはそうですが、現実問題としては授業だけで授業内容を理解し暗記することができるお子さんはかなり少数派なのではないでしょうか。
家庭学習が必要か不要かを考えると、基本的に家庭学習は必要と言えそうですね。
小学生の家庭学習に適切な時間は?
家庭学習が必要だとすると毎日一体どれくらい勉強すればいいのでしょうか。
よく「学年×10分」と言われます。
低学年の勉強時間が極端に少なくなってしまう気がしまいまうが、よほどつまずいている単元や内容があるのではないなら、「学年×10分」でとりあえずいいのではないでしょうか。
宿題をする時間を含めて学年×10分?
この「学年×10分」というのは、宿題の時間を除いてというのがいいと思います。
これはなぜかというと、学校で出る宿題は、計算ドリルや漢字の練習がメインです。
そうなるとお子さんからすると、「勉強=計算ドリル、漢字練習」ととらえがちになります。
また、計算ドリルの問題は単調なため、何度も同じ解き方をする練習をすることは可能ですが、形式が違う問題などの練習をすることができません。
できることなら、ちょっと表現が変わった問題が出題されても、きちんと解くことができるようになってほしいですよね。
そうなるためには、単調なただ速く解くことが求められる問題ばかりを解いていては、色々な種類の問題に対処するのは難しくなります。
計算問題しかできない、漢字しかできないとならないようにするには、「学年×10分」の時間は学校の宿題をする時間を入れない方がおススメですよ。
つまり、小学生の勉強時間は、「宿題の時間+学年×10分」がいいのではないでしょうか。
小学生の家庭学習の進め方ややり方のポイントは?
家庭学習でまず最初に手を付けるのはやはり宿題です。
学校の宿題を先に終わらせて、別の勉強をするほうがいいです。
自身で選んだ勉強の方が楽しく進められるので、勉強していると「いつの間にか1時間していた!」「えー、もう寝る時間だー!」なんて事態になることもあります。
集中して勉強できているのでいいことですね。
しかし、問題はもう寝る時間なのに、宿題が終わっていないという場合です。
そこから宿題をして…となると、次の日に起きられなくなってしまったり、学校の授業中に寝てしまうということになってしまうこともあります。
少しの勉強のために、授業を聞いていないなんてことになってしまっては意味がありません。
きちんと日々のリズムを崩さないようにするためにもまずは宿題から手を付け、その後に自身で決めた勉強をする方がいいですね。
何を勉強すればいいの?
あとは勉強する内容を決めればばっちりですね。
勉強する内容は市販の問題集を使うのが1番手っ取り早いです。
これから家庭学習の習慣を身に付けようとする場合は、ちょっと問題が易しいかなぁと思ってしまうくらいの問題集がおススメです。
応用問題が載っていないくらいの問題集でOK!
特に中学受験向けの問題集は避けたほうがいいでしょう。
100%できないという訳ではありませんが、1人で学習していくことはかなり難しいです。
家庭学習をこれからさせるという場合の1番の目的は、自宅で勉強できるようになることです。
難しすぎる問題集を選ぶと、継続して勉強するということが難しくなるので、簡単すぎるくらいの問題集でまずは学習習慣を身に付けるようにするといいと思います。
まとめ
今回の記事では小学生の宿題以外の家庭学習について書いてみました。
家庭学習初心者の場合は、とにかく勉強すると言うことが大切です。
そのためには勉強しやすく、継続しやすい問題集がおススメです。
欲張りすぎず簡単すぎるように見える問題集でいいと思います。
簡単な問題ばかりだと意味がないように思われがちですが、まずは勉強する習慣を身に付けることが先です。
きちんと自宅学習ができるようになってから、問題集のレベルを上げていくのがいいですね。