小学生の子どもを塾に通わせるのは、勉強ができるようになって欲しいなぁと思ってという事が多いと思います。
塾に行って学校の成績が伸びてくれれば良いのですが、塾に入ると成績の尺度が増えることがあります。
塾独自の模試や全国版の模試などを基準としていくと気になるのが、偏差値です。
今回の記事では、塾の模試での偏差値が30だったときにどうすればいいか書いてみたいと思います。
小学生の子どもが塾で受けたテストの偏差値が30だった!
進学塾といわれるところに入塾すると独自の模試や、業者の模試を行うことがあります。
小学校でも成績上位向けの塾では塾自体があまり学校の成績を気にしない所が多いと思います。
そういった塾に通うと塾でする模試を基準に「できる」「できない」の判断をする形になりますが、その模試での偏差値が30だったらどうしたらいいのでしょうか。
実際にあった相談なのですが、そのときの塾からのアドバイスが、「子どもに勉強をさせること」、「模試の復習をすること」だったそうです。
現実問題として、本当に勉強すれば成績があがる、復習をすれば成績が上がると言えるのでしょうか。
勉強が苦手な子が自分で勉強してできるようになるのか。
もちろん勉強をしないことには成績って上がりませんよね。
ここに関しては異論はあまりないのではないでしょうか。
本当に勉強すれば成績が上がるのかということです。
これが、ある程度勉強ができるこであれば、自分で勉強することで成績が上がることが多いです。
以前の勉強内容が分からない場合、自分で勉強してもなかなか理解できない事が多いように思います。
でも、意外と小学生って真面目なので、分からないままじーっと考え込んでしまってそのまま時間が過ぎ去ってしまうという子が結構いるんですね。
一生懸命考えていたのに、ちょっと違うことに目が向いてしまってぼんやりすごしてしまったり、途中からボーっとしてしまう子もいます。
そんな事では勉強していることにならない、集中力が足りない、と言われそうです。
確かにそうではありますが、分からないことについて休むことなく考えられる方がどれほどいるのでしょうか。
分からないことをあれこれ考えを巡らせることができるようになるには、以前からそういう訓練、もしくは無意識のうちにそういうことをしている方くらいだと思います。
今勉強が分からないという子に、いきなり、しっかり頭を使うように言っても、集中するように言っても、できるようになるということはないのではないでしょうか。
大人でも同じ事だと思います。
親御さんは、自分が読んで、または教わっても何も分からない、理解することができないことを一生懸命頭を使い、集中して勉強するってできますか?
ある程度理解できること、分かること、知っていることであればできるかもしれません。
これが全くできないこととなると大人でもしんどいのではないでしょうか。
子どもであれば、なおさらできないことは想像に難くないのですよね。
私だったら・・・できませんね。
努力すればできる?
あと多いのが「頑張ればできるよ!」という信仰です。
これは個人的にはこわいなぁと思っています。
「やればできる!」って言葉が近いのかもしれません。
「やらなければ、できない!」と考えると何となく正しい気がします。
何もせずにできるようになるということは、普通はありません。
こわいなぁと思うのは、「やればできる!」から「できないのはやっていないからだ!」と言う論法です。
こういった言葉を根底に考えると、やっている子は努力しているからできる、やっていない子は努力していないからできないとなります。
勉強が苦手という子が必ずしも勉強していないという訳ではないと思います。
親御さんの中には勉強は頑張ったけどそこまで成績が上がらなかったなぁという経験がある方もいらっしゃると思います。
どうしても点数を取りたくて勉強したけれど、全然点数がでなかったり、場合によっては勉強をしたのに成績が下がってしまったり・・・
単純に勉強が上手くいかないお子さんに努力不足だろうということで、努力することを強いても問題の解決には至らないはずです。
勉強するように圧力をかけるだけで、うまく行くお子さんは少数派だと思いますよ。
偏差値30からどうやってできるようになったらいいの?
まずは今お子さんを通わせている塾からのアドバイスを聞いてみましょう。
もし、そのアドバイスが、勉強不足ですね、授業をきちんと受ければ分かります[1] … Continue reading、と言う具体的に何をすれば良いのか分からない時は要注意です。
塾側が成績を上げる気がないか、上げる手段を持たないということになります。
・小学生が塾の回数を増やしても成績は上がらない?自習室を利用するのと授業を入れるのはどちらが効果的?
そんな時は他塾の体験などにいってみるのも手になります。
体験授業を受けた後に面談ということになることが多いと思いますが、その時にその模試の成績表と問題と解答用紙と解答と持っていってアドバイスを聞いてみましょう。
参考にできることもあると思いますよ。
場合によっては、転塾ということも・・・
・勉強が苦手な小学生の塾の選び方のポイントは?個別指導のプランや授業回数の決め方は?
まとめ
今回の記事では、塾の模試での偏差値が30だったときにどうすればいいかについて書いてみました。
どう対処すればいいのかというのは、お子さんによって様々だと思います。
1番は通っている塾にその手段や方法を聞くことですが、明確なアドバイスがもらえないこともあると思います。
そんなときは他塾の体験などに行き、アドバイスを聞いてみましょう。
意外といいアドバイスがもらえることもありますよ。
References
↑1 | 本当に聞けば上がる授業と思っていることもありますし、実際そうであることもあるかもしれません。お子さんの授業を聞く姿勢に問題があるのかを確認してみるのもいいですね。 |
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