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小学生はポイント制度で景品がもらえる塾に行かせた方が勉強にやる気が出るの?メリット、デメリットを教えます。

子供のやる気を出すというのは難しいですよね。
ご褒美という手段で動かすのも1つの手ですが、あまりモノには頼りたくないなぁという親御さんも多いのではないでしょうか。
勉強をさせる、子供を動かす手段としてのご褒美は批判を浴びる要素もあります。
しかし、考えてみると意外とあちこちで使われているご褒美制度。
塾でも例外ではありません。
ポイント制度もご褒美の一種ですよね。
ご褒美で効果があるのであれば、ポイント制度がある方が小学生の勉強に対するやる気は出るのでしょうか。

今回の記事ではポイント制度のある塾を選ぶ方が、子供たちが勉強するのかということについて書いてみたいと思います。

小学生の勉強へのやる気を引き出す塾はポイント制度のあるところ?

小学生のコースにはポイント制度を導入している塾が結構あると思います。
例えば、テキストを1ページするごとにシールが1枚もらえるだとか、成績が上がればポイントがもらえるなど、学習塾によって随分と差があります。
おおっぴらにポイント制度がありますと言っていなくても、入塾してみたらポイント制度があったというところもあるのではないでしょうか。
ご褒美という名目ではありませんが、勉強をした対価としてもらえるという意味では、これもご褒美と言っていいと思います。

ご褒美があった方が、子供たちって頑張れるのでしょうか。

ご褒美がある方が子どもたちは勉強するの?

確かにポイントが欲しいがために勉強を進めていく子供もいます。
特に男の子に多いですね。
お友達と競争して、ポイントが多い少ないを、一生懸命に競い合うこともあります。
学習塾で知り合った、別の小学校に通うお友達と勝負する子供もいます。
基本、男の子はこういうことをするとのってくれます。
単純なのが可愛いところですね。

一方、女の子たちはというと、男の子のようにノリノリでのってくる子は少数派でしょうか。
中には男の子たちに混ざって、というお子さんもいます。

女の子の場合、1番多いのはそんなポイントなんて…と、ちょっと斜に構えた感じで遠くから見ている感じでしょうか。
これはこれで、こそっと頑張って、ポイントを貯めようとしたりしているので見ていて面白いです。
私が以前勤めていた学習塾では、見開き1ページ終えるごとにシールが1枚というポイント制度だったのですが、ツンとした感じで仕方なくもらいに来た感を出す子もいましたね。

色々なお子さんがいますが、基本的にはのってもらえるとポイント制度は有益に働きます。
ポイント制度の種類は、デジタル的なパソコンなどで管理されているよりも、シールの台紙などをもらってそこにシールを貯めて貼っていくような、目に見える形の方が盛り上がる気がします。
小学生だと手元にあるモノがたまっていくことが、楽しくて、嬉しくて、というお子さんが多いと思います。
パソコンなどで管理した場合は、反応が下がる気がします。
やはり見えるということが大切です。

ポイント制度で作られたモチベーションで勉強していった時の着地点

ポイント制度を作るとすると、問題となるのはその着地点。
その貯めたポイントをある商品に交換できることが多いですよね。
最近はお買い物ができるポイントにも交換できる制度を導入している学習塾もあります。
なんとなく意識せずに貯まっていくポイントは、子供たちのモチベーションへの関与が少ないと思います。
やはりポイントが貯まっていく過程が見えると、段々増えていくポイントが嬉しい!となりやすいです。

こう見ていくと、ポイント制度によってモチベーションはどんどん高くなって、ますます勉強ができるようになりそうに見えます。
しかし、ポイントを目的に培って作り出されたやる気は、ちょっとしたことで崩壊することがあります。
それは、どんなときでしょうか。

ポイント制度のデメリットは?やる気を失うこともある?

ポイントによって、引き出されたやる気はポイントで失いやすいです。
1番やる気を失う出来事はポイント交換。

今までの努力が形になるというのはいいことのように思われます。

ポイント制度の景品は、結構高価なものがあることもあります。
自転車や天体望遠鏡、ipodのような景品がもらえることもあります。
もちろんもらえた時は子供たちは純粋に嬉しいんですよね。

しかし、ここで景品と引き換えに今まで貯めてきたポイントを失うことになります。
今まで塾に来たら、クリアファイルを鞄から出し、たくさんのポイントカードの台紙を机に出していたんですね。
それが、景品と引き換えることで、みーんななくなってしまうんです。
その景品が高価であれば高価であるほど、その喪失感は大きいように見えます。
高価な景品を受け取る時は、周りから羨望の眼差しで見られるわけです。
しかし、次の日からは、ポイントは激減しコツコツ貯めている子のポイントカードの台紙の方が多い。
今までは自分の方が多かったのに…

そうなるとやる気の炎は今までと同じという訳にはいきません。
また、もう一度ポイントを貯めよう!となるお子さんは少ないです。
そこまで行くときの苦労をしっていますから、なおさら先のことを考えてしまうのかもしれません。
やはり、今まで一生懸命問題を解いていた勢い等は失ってしまいます。
景品への交換をするときが1番モチベーションのダウンに繋がりやすいかもしれませんね。

まとめ

今回の記事では、小学生の子供はポイント制度のある塾に行かせた方がやる気がでるのかということについて書いてみました。
ポイント制度に引っ張られて出たやる気はポイントによってやる気を失いやすいのも事実です。
お子さんが通う塾でポイント制度が導入されていて、そのポイントでやる気が出ているときは、ポイントをどうするのか注意すると良いと思います。

大きくポイント制度でやる気を出す子を見ると2種類あると思います。
1つ目は景品が欲しいタイプ。
この場合は景品が目的なので、ポイントが貯まれば景品と交換するという流れが普通になります。
この時にお子さんは目標を見失うことになるので、景品と交換と同時もしくは事前に次の目標とする景品を決めておくといいかもしれませんね。

2つ目はポイントを貯めたいタイプ。
この場合はポイントを交換すると今までの努力を失ってしまう感じになると思います。
できれば、そのまま貯め続ける方がいい影響があるのではないでしょうか。
やはり、今まで頑張って貯めてきたポイントが景品の交換でなくなるのは偲びないのかもしれまえせん

お子さんのタイプを見極めてうまくポイント制度をいかせるといいですね。